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饗宴
岩波文庫
プラトン(著)
久保 勉(翻訳)
紀元前四百十六年、三十一歳という若さで悲劇詩人として成功したアガトンの家で催された饗宴が舞台。
人間は元来、三つの種族があった。
男と男が背中合わせに張りついた太陽の種族。
女と女の大地の種族。そして、男と女が張り付いた月の種族。
アリストファネスが語るエロスの起源についての説話は美しい。
映画『ヘドウィグとアングリーインチ』に引用されたもの。
| 昨日の戯曲 | 12:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
オイディプス王
岩波文庫
ソポクレス(著)
藤沢 令夫(翻訳)
どこにでもいる中年のサラリーマンが、毎日の退屈な仕事やストレスを嘆く苦悩と、オイディプス王が抱える苦悩とでは一体何が違うのか。
後者の苦悩は何をもってしても癒しえないという点が挙げられるだろう。
サラリーマンは日々の苦悩を脱するために野心を育て、あるいは宝くじに一攫千金の望みを託すかもしれない。
しかし、オイディプスの苦悩を拭い去る方法を私たちは想像することが出来ない。
ひとたびその癒しえなさを共有してしまえば、来るべき結末を知っているかどうかという事は些細な問題に過ぎないのだ。
それよりもむしろ、「ま、いっか」などとは口が裂けても言わない強固な人格描写の方が重要な要件なのだ。
ギリシャ悲劇傑作中の傑作。
| 昨日の戯曲 | 16:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
パイドン―魂の不死について
岩波文庫
プラトン(著)
岩田 靖夫(翻訳)
これが、エケクラテス、われわれの友人の最期でした。われわれの知りえたかぎりでの当代の人々のうちで、いわば、もっとも優れた人の、そして、特に知恵と正義においてもっとも卓越した人の、最期でした。

紀元前399年、ソクラテスが毒杯を仰ぐ直前に友人達と交わした最後の対話。
魂が不死なることのソクラテスの証明は、想起説やイデア論を前提にしているため、プラトンの対話篇の初読者には論理に飛躍があるように感じるところもあるかもしれない。
しかし最後までソクラテスの言葉に注意して耳を傾けて欲しい。
そうすれば、それを報いて余りあるほどの静かな、力強い感動が終盤読むものの心を捉えて放さないだろう。
この別れは、あまりに静謐なのである。
プラトン中期の傑作。
| 昨日の戯曲 | 12:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
孤客―ミザントロオプ
岩波文庫
モリエール(著)
辰野 隆(翻訳)
第一幕、第二場にこんなエピソードがある。
人間嫌いの主人公アルセストと世渡り上手な友人フィラントの元に一人の男オロントが訪れる。
女を慕う恋心を数行の詩に託したので是非批評して欲しいとこう来る。
フィラントは当たり障りのない世辞でやわらかくやり過ごそうとするが、そもそもそんな二枚舌が許せないアルセストは、しつこく迫るオロントについに爆発してその詩をこきおろしてしまう。
非常に痛快で、身につまされもする名場面である。
| 昨日の戯曲 | 12:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |