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中庸の人

 受験生もすなる古文といふものをサラリーマンもしてみむとてするなり

 懐かしい古文の参考書を開く。第一章の一題目は小林一茶の『おらが春』からの抜粋。

 読む前に少し日本史の参考書を引っ張り出して、小林一茶の時代についてざっと目を通してみる。

 彼が生きた時代は1763年から1827年。文化で言うと元禄文化から化政文化に当たる。江戸末期の町民文化というところだろうか。洒落、通の気風が生まれた文化で、町人の暮らしや風俗が生き生きと描かれた文学が隆盛する。

 一茶自身は、発句・連句からなる俳句や俳文、仮名詩、雑文を総称した俳諧の人で、信濃は現在の長野県の出身である。3歳で母親を亡くし、16歳で江戸へ奉公へ出ている。

 初婚は52歳で、3男1女をもうける。抜粋された内容は、生まれたばかりの長女、さと、の成長をいつくしむ文章であり、そこには中庸をよしとする一茶の価値観がそこはかとなく漂う、味のあるものになっている。しかし、この、さと、は早世してしまい、その死を悼んでこの『おらが春』は編まれたという。

 目出度さも ちうくらい也 おらが春 一茶

| 昨日の日記 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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