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ゴッドスタンズステーションにて

 ビジネスホテルのシングルは部屋の二分の一をベッドが占領していて、残りの三分の一にテーブルがあり、そのテーブルの上には地デジ対応のテレビジョンにLANケーブル、壁には大きな鏡とドライヤーが引っ掛けてある。

 日英対訳の新約聖書がメインライトのすぐ下に神棚のように奉ってあり、ベッドに横になるとエアコンディショナーのリモコンが手の届く位置に据え付けてある。何不自由の無い暮らし、プライスレス。いや、一泊六千三百円だ。

 自分を評価できないでいて、どうして人から評価されようか。

 バスタブにはった使いきりの湯船に浸かりながら、俺はそんなことを考えていた。

 俺が俺を評価できる点を探してみる。顔はもはやただのおっさん、ややメタボ傾向のアラウンドストマック。人の名前はすぐに忘れる。受けた侮辱はなかなか水に流せない。主張すれば耳障りなハイキーボイスで、黙っていられるほど物分りがよいわけでもない。

 俺は、仕方なしに俺自身と付き合っている。そんな気がしないでもない。

 社会一般の賃金の仕組みは、つまるところその人間に居てもらいたい理由の対価である。それはスキルであろうが、人望であろうが、ルックスであろうが、何だってかまわないわけで、低所得はすなわち、その人間の魅力の価格である。

 愚痴を言っているわけではなくて、一つの思想として想定しているのである。

 ただの思想ではない。それは人間の欲望の本質に調和した強力でプラクティカルな思想である。それに対抗するには、その思想の真髄をよく熟知していなければならない。

 自己批判せよ。

 強力な思想の前に、感傷的で主観的なプラトニズムをもって立ち向かうのは、現代の最新鋭兵器を備えた軍隊に、我流の拳法で挑むのに等しい。

 魅力のかけらも無い人間が、楽しく平和に生きてゆける思想。そんなものがあるとでもいうのだろうか。

 遺産。それは思想ではない。一攫千金も然り。努力。そいつをやり遂げる人間はそれだけで魅力的だ。

 自足。What the hell!満足Hell!そんなのは去勢された思想だ。

 俺は途方にくれる。そんな思想、どうやったって立ち行きはしないんじゃないか。

 セックス。放蕩。チンコマンコの思想。魅力のかけらも無い相手が?…考えてみる価値はある。

 だが、もっとプラクティカルな、もっとリアルな思想はないか。

 死想。死んでどうする。

 問わず語り。誰かが誰かのろくでもない人生を語って聞かせる。そんな思想。顕彰の思想。

 魅力ではない何かを讃えよ。

| 昨日の日記 | 20:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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