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習作「マカロニサラダ記念日」

 チュンセさんとポーセさんは双子の星の男の子と女の子。

 おてんと様が東の空に昇る頃。

 毎日欠かさず、星巡りの歌を奏でてお祝いします。

 それは夜空に輝くの星達の大事な大事なお仕事でした。

 二人は夜が明けるずっと前から、何やら相談をしています。

「チュンセさん、たまには下ネタ以外で、なにかこうぐっとくる話をしてください」

「ポーセさん、毎日逢うたびに違う話をせがまれても、想像力には限界ってものがあるんです」

「だって、マンネリっていうか、手抜きっていうか、あたちの事もうアイちてないんでせう」

「愛って/よく/わからないけど/傷/つく/感じがス・テ・キ!ってそうじゃなくて、僕はどこにでもいる平凡な双子座ですよ。想像力の枯渇です。それに下々の話は種が尽きない、なははんちって」

「もういいでつ。チュンセさんなんてダイチライ!」

 プイッ。

「待ってください。ポーセさん、待ってってば…ああ、行ってしまった」

 今日もまたポーセさんを怒らせてしまったチュンセさん。

 一人でしょんぼり寂しそう。

「…笑っちゃう涙の/止め方も知らない/二十年も生きて/来たのにね…」

 チュンセさんは物思いに耽ると、ついつい薬師丸ひろ子のメインテーマを口ずさんでしまうのです。

 そうだよな、いくらネタ切れだからって、五歳の女の子にハードコアポルノはいささか度が過ぎたよな。反省反省。よし、今度こそポーセさんをハッピーにするとっておきの物語を作るぞ。

 チュンセさんは大決心。

 肩に斜め掛けしたヨシダ鞄から、ほぼ日手帳を取り出しました。

 用紙にトモエリバーを採用しているほぼ日手帳。

 ボールペンはすらすら走ります。

「いい仕事してんなあ…」

 チュンセさんはぶつぶつ独り言をつぶやきながら文字をすいすい書き込んでゆきました。


 じゅうに月くにち すいようび みめい

 サモトちゃんは36さいの男の子です。しんやに目がさめるとおちんちんがなくなっていました。びっくりしました。でもすぐにふとんをかぶってねてしまいました。ヒントはあまのじゃくがユメのなかでいたずらをしたからです。


 7じ20分ごろ

 サモトちゃんはフルチンでかがみの前に立っていました。だけどおちんちんはやっぱりありませんでした。「まいっか」といいました。サモトちゃんはおちんちんがなくても困らないのです。「かわりにオメンコがあったらなあ」と言いました。サモトちゃんははずかしくなってタバコをすい始めました。ようふくを来てカイシャに出かけました。


 7じ47分

 サモトちゃんのお家のうらにスーパーまるもがありました。いとうえんの自動ハンバイきの前で考えました。おしっこがしたくなったらどうしよう。「まいっか」と言いました。シナモンカプチーノを買ってカイシャに行きました。


 じゅうじ50分

 サモトちゃんはいっぱいはたらきました。でもきゅうに思い出しました。おしっこがしたくなったらどうしよう。おしっこのことばかり考えたので、せかいぢゅうで一番おしっこのことをかんがえました。


 ごご3じ

 おひるごはんはおとなが大好きなお茶をひとくちものみませんでした。だからおしっこをしたくなりませんでした。だけどうんこがしたくなりました。ベンジョにいきました。「わかったぞ」と大きな声で言いました。おしっこはうんこといっしょにおしりの穴からでていきました。


 ごご6時

 サモトちゃんはザンギョウしました。サモトちゃんはお父さんよりいっぱいはたらきました。「おつかれさまでした。さようなら」サモトちゃんはいそいでお家に帰りました。


 ごご8時

 サモトちゃんはエロ本を読みました。いつもおちんちんをさわりながら読んでいたので、今日はあんまりおもしろくありませんでした。「チムポがないのに生きていたってしかた無い。ああつらいつらい」サモトちゃんは悲しくなってふとんの中で泣いていました。


 しんや

 サモトちゃんは目がさめました。なんだかカゼをひいてしまったようです。サモトちゃんはちり紙ではなをチーンとかみました。「なにか変だぞ」サモトちゃんはふしぎになりました。もう一度ちり紙ではなをチーンとかみました。「やっぱり変だぞ」サモトちゃんははなをいっぱいかみました。


 チーンチーンチーン


「これはすごいぞ」サモトちゃんがはなをかむと、とても気持ちが良くなりました。


 チーンチーンチーン

 

 わるいことをしているようなへんな気持ちになりました。


 チーンチーンチーン


 だれかにいじめられているようなはずかしい気持ちになりました。


 チーンチーンチーン


 だれかを泣かしているようないじわるな気持ちになりました。


 チーンチーンチーン


 ああはずかしい。


 チーンチーンチーン


 やいどうだ。


 チーンチーンチーン


 いやいやいや。


 チーンチーンチーン


 もっかいもっかい。


 チーンチーンチーン


 うふふ。


 チーンチーンチーン


 ダメダメダメよ。


 チーンチーンチーン


 でへへ。


 チーン


 とうとうちり紙がなくなってしまいました。サモトちゃんのはなはトナカイみたいにまっかっかのほっかほかになりました。「わかったぞ」サモトちゃんは人さし指をはなの穴に入れました。「こんなことってあるかしら」はじめはそおっといれました。「チムポなんてめじゃないや」はなはぐちゅぐちゅぬれています。「これはどうかな」はなの中の丸いでこぼこをかき回しました。「うひゃあ」サモトちゃんはゆうきを出して、指を最後まで入れました。「ひいいいいいい」サモトちゃんはキチガイのような声を上げました。「あ、あ、いく、いくう、ひ、く、ヒック、ハックショーン!」サモトちゃんは大きなくしゃみをしました。


 じゅうに月くにち すいようび みめい

 サモトちゃんはふとんから飛び起きました。いそいでぱんつの中に手をいれました。おちんちんはついています。「なんだゆめか」サモトちゃんはすこしがっかりしました。パンツから手をだすと、とうめいなノリが指にくっついていました。「わあ、くさい」サモトちゃんは36さいの男の子です。おとながとってもはずかしいムセイをしてしまいました。「やきがまわっちまったぜ」サモトちゃんはちり紙で手をふきました。じゅうに月くにちのすいようび。今日はサモトちゃんのとってもはずかしいマカロニサラダ記念日です。


「なんだ、夢オチか…」

 推敲に没頭していたチュンセさんはあわてて振り返りました。

 チュンセさんの肩越しにポーセさんの顔がありました。

 ポーセさんが戻ってきた事に気づかなかったのです。

 ポーセさんはチュンセさんのほぼ日手帳を覗き込んでいたのです。

「あ、これはちがうの。とっても書き心地がよいものだから、つい手が滑ってしまったのです」

 チュンセさんは真っ赤になって言い訳しました。

「チュンセさん、もうすぐおてんと様がまいります。ぐずぐずしてたらおいてっちゃうぞ」


 チリンチリンチックチック チリンチック トーン


 ポーセさんは夜空をひとっ飛びに駆け上りました。

「あ、まって、今すぐ沓をはきますから」

 チュンセさんはあわてています。

 星のかけらで出来たナイキのエアマックスエボリューションを穿くと、チュンセさんは急いでポーセさんの後を追っかけました。


 チリンチリンチックチック チリンチック トーン


 雲の階段をひとっ飛び。


 チリンチリンチックチック チリンチック トーン


 天の河原をひとっ飛び。


 あっという間に南十字星が輝くオーケストラピットに到着です。

 チュンセさんとポーセさんは、なんとか間に合ったみたい。

 きっりきり きっりきり

 アンタレスさんがバイオリンの音を確かめています。

 どんどんしゃん どっどどしゃん

 デネブさんがティンパニとシンバルを上手に鳴らしています。

 チュンセさんとポーセさんは鞄から横笛を取り出しました。

 ぴろ ぴろ ぴろろ ぽんぽこ ぷう

 みんなの準備が整うと、オーロラのどんちょうがあがり始めました。

 夜空の音楽隊はいっせいに息を整えます。

 東の空が、油の浮かんだ水たまりみたいに明るくなって参りました。

 指揮棒を持ったアルタイルさんが手を振り下ろしました。

 すると夜空ににぎやかな合奏が響き渡ります。

 星明かりを身につけた海の潮騒さん達が合唱を始めました。


 (Allegretto)

 あかいめだまのさそり ひろげたわしのつばさ

 あおいめだまのこいぬ ひかりのへびのとぐろ

 オリオンはたかくうたひ つゆとしもとをおとす


 アンドロメダのくもは さかなのくちのかたち

 おほぐまのあしをきたに いつつのばしたところ

 こぐまのひたひのうへは そらのめぐりのめあて


 東の空はすっかり茜色に明け染めています。

「おつかれさまでした。さようなら」

 演奏を終えた星達はそれぞれ自分のお家に帰っていきます。

「チュンセさん」

「どうしたの、ポーセさん」

 ポーセさんは笛を鞄にしまいながら言いました。

「さっきのチュンセさんのお話、あたちなんだかムラムラしちゃった」

「え?」

「今日のシエスタ、ちゅきあってあげてもいいかも」

「ほ、ほんとう!」

 チュンセさんはうれしさで顔が破裂しそうに赤くなりました。

 やれ困った。来月の小遣いまでまだ半分以上もある。

 そうだ、お年玉を前借りしよう。ご休憩くらいなら何とかなるぞ。

 本当は頭の中でこんなふうに計算をしていたのです。

 もちろん、驚きではち切れんばかりの笑顔を保ちながら。

「それじゃあ、午後三時に勉強部屋でまってゆ」

「うん!」

「さようなら、チュンセさん」

「さようなら、ポーセさん」

 ポーセさんはお家へ帰っていきました。

 チュンセさんは鞄のふたを閉じ、スキップをして家路に向かいます。


 チリンチリンチックチック チリンチック トーン


 チリンチリンチックチック チリンチック ドーン


 ドドーン


 完

| 昨日の作文 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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