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書く基本
 冒険小説を書きたいなら、冒険小説を書いちゃいけないんだ。

 そんなこと、今まで誰も教えてくれなかった。

 だから自分で思いついた。

 思いついたのはいいが、どうやって実践したらいいか考えてみる。

 たとえば、原子力飛行船に乗って主人公と5人の仲間達が旅をしているとする。

 原子力飛行船って何?なんて気にしてはいけない。

 読む人は気にしていい。だけど書く人は気にしちゃいけない。それがどんな構造をしていて、どういう原理で飛んでいて、どこで作られて、いつの時代で、なんてことを説明しようなんてもってのほかである。

 とにかく旅してるんだ。そうこなくちゃいけない。

 どこに向かっているのか。なんて気にしちゃいけない。

 読む人は気にしていい。だけど書く人は気にしちゃいけない。そんな事を気にするのは、冒険小説を書こうなんていう思い上がりの兆候に他ならないのだから。

 この飛行船の最年少の乗組員、マル・デ・フランスにとって今一番気がかりな事といえば、この船がどういう原理で地表から800メートルもの上空に浮かんでいられるのかとか、この船がどんな目的でどこに向かっているのか、なんて言う事ではなくて、ポケットに忍ばせている、昨夜抜き取ったばかりの虫歯を握りしめながら、こんなものをずっと大事に取っておくことが、空の男として相応しいことなのかどうかという事なのであって、時おり持ち場を離れては、そっとポケットから取り出して、そのかたちや歯根にわずかにこびりついた肉片をためつすがめつしているくらいが相応しいのである。
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