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最近の昨日今日のことは明日書くとして
2008.07.24 Thursday
アガメムノーン
ペロプスに二人の子、アトレウスとテュエステース。弟のテュエステースは兄アトレウスの妻を寝とり、兄は復讐として、テュエステースの二人の子を殺し、その肉をテュエステースに喰わせた。呪われた家系の復讐劇の発端となる。
トロイア戦争から凱旋したのは、アトレウスの子アガメムノーン。トロイア戦争はアガメムノーンの兄弟メネラーオスの妻ヘレネーがトロイアに連れ去られたのが発端である。 アガメムノーンは自分の城に帰ると妻のクリュタイメーストラーの刃にかかる。彼女を唆したのは、我が子の肉を食わされたテュエステースの第三子アイギストス。しかしクリュタイメーストラーは夫に対し別の恨みも持っていた。愛娘のイーピゲネイアをトロイア戦勝の生贄にささげたのは、実の父アガメムノーンその人であったのだ。 2008.07.01 Tuesday
ディオスクーロイ
最近は、ギリシャ神話を読んでいる。
新潮文庫から出ている呉茂一の上下二巻本。 ギリシャ神話はとにかく神が多い。 曙とか夜とか、大地やら海などの現象が神として登場するのはいいとして、嫉妬やら、非難、苦悩、忘却といった観念さえ、神として現れる。 ひょっとするとギリシャ人の思考は、ハイデガーのいう実存的カテゴリを神として表現することで、概念という思考ツールを手に入れたのではないだろうか。 それはともかく、自然、エピソード記憶で主要な神だけが記憶に残ることになる。 たとえば、ゼウス。ギリシャの神々で最も偉大な神ではないかと思う。 母はレイアー、父親はクロノス。 多くの女神との間にまた無数の神々を子に持つ。 女神だけでなく、人間の女との間にも神を生んでいく。 カストールとポリュデウケースという双子の神(ディオスクーロイ)は人間レーダーとの間に設けた子供である。 ポリュデウケースはゼウスの胤、カストールはレーダーの人間の夫テュンダレオースの種だという。 ポリュデウケースは不死であり、カストールはさにあらず。 ポリュデウケースは祈願者のゼウスに願い出て、自分の不死の齢を二人で分け合ったという。 |