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最近の昨日今日のことは明日書くとして
2008.09.30 Tuesday
コドモのコドモ
監督:萩生田宏治
脚本:宮下和雅子 撮影:池内義浩 証明:舟橋正生 原作:さそうあきら 出演:甘利はるな、麻生久美子、谷村美月、塩見三省 この映画の原作は読んでないけど、さそうあきら原作なのではずさないだろうと。 面白かった。原作がそうなのか、今の小学生のしゃべり方なのか、セリフが若干いわせたいんだなと思うところもあったがすぐになれたし。 面白い原作をうまく映画に落とし込んだ。ただそれ以上ではない気がしなくもない。原作読んでないんだけどね。なんだこの感想文は。 毒がね、もっとあっても良かったんじゃないか。主人公以外のキャラに。 アンゲロプロスが映画には撮る人が出ると言ったかどうかは知らないけど、映画で何を表現するのかという点で、出るのかもしれない。作品を撮るのか、映画を創るのか。 画コンテから映画を撮るという手法があることを思えば、まんがはそれ自体映画に比較的近いところにあるメディアなのかもしれない。 そこにノーと言わなければ、そもそも漫画を映画にする意味ってなんなんだ。 っていうか原作読んでないんだったな。 2008.09.29 Monday
今週末の映画
今週末は「イキガミ」が気になってるのと、新宿ピカデリーで一本無料で観れるので新宿で集めてみた。
最近はDVDをあまり観る気がしない。今の私にとって映画は眼で観るものであって心で観るものではないのだから、DVDの映像と映画館の映像とでは比べ物にならないのです。 非常にまずい状況に陥ってしまっているのは明白で高橋洋いわく原稿の前から逃げるように映画館に行ってるのかもしれない。昨日また「トウキョウソナタ」観に有楽町にフラフラと出掛けてしまった。 誰に断る必要もないんだけど、僕の言い訳を聞いてください。 土曜日にまとめて観たら、日曜日には書きます。 だから今週も見逃して下さい。あほだわ、俺。 新宿東亜興行チェーン イキガミ(133分) 監督:瀧本智行 2008.10.04(土) 10:10/12:35/15:10/17:45/20:20/22:50/1:20〜3:40(終) 新宿ミラノ 宮廷画家ゴヤは見た(114分) 監督:ミロス・フォアマン 2008.10.04(土)〜 11:15/13:40/16:05/18:30〜20:40(終) 新宿ピカデリー ウォンテッド(110分) 監督:ティムール・ベクマンベトフ 2008.09.27(土) 11:00/13:40/16:30/19:10/21:40/0:10〜2:10(終) アイアンマン(125分) 監督:ジョン・ファブロー 2008.09.27(土) 10:20/13:10/16:00/18:50/21:30/0:20〜2:35(終) プランA 10:10 イキガミ 13:40 宮廷画家ゴヤは見た 16:30 ウォンテッド 18:50 アイアンマン 2008.09.27 Saturday
トウキョウソナタ
監督:黒沢清
撮影:芦澤明子 照明:市川徳充 出演:香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海、役所広司 人間の目は光や色や構図や空間や動きやどんな要素が関係してるか知らないけど、映像にしか存在しない美の領分を知覚出来るように出来ているんだと思う。それは先天的な能力なのか、後天的なものかは分からないけど、そういう知覚・感覚を刺激するものを私は映画におけるスペクタクルと呼んでいます。 それは莫大な製作費をかけたセットやあたかも実際に起ったように見えるVFXだけに限らず、どこにでもありそうな一軒家の居間や玄関であっても構わない訳です。この映画はその事の強力な傍証なんだと思う。 全カットがスペクタクルに満ちている。黒沢清はまた一歩神の領域を昇った。 2008.09.26 Friday
セルフ・ポートレイト
昨日、B学校の帰りに駅のインスタント証明写真を利用した。
受講証に貼るためのもの。 700円した。撮った。見て愕然とした。私はこんな顔をしているのか。 かえって速攻ガスコンロの上に乗せて燃やした。灰になった。 だいたい、撮影機の照明がなっていない。 証明写真を撮る前に照明をなんとかしろ。 うまいこと言ったつもりもないが、全面真っ白の空間でフラッシュをたくもんだから、光が完全に回るどころか、反射の光のほうが強くて両サイドからキーライトを当てているような奇妙なライティングになっている。 おかげで頬はこけて見えるわ、今朝そったひげが青々と目立つわ、額と口元に刻まれたしわが強調されるわで散々なポートレイトであった。 バカヤロウと。おまえごとき機械に言われなくてもわかっとると。 私ももう取り返しのつかないくらいおっさんである。 ただ、自分の年齢を受け入れられないでいるだけなんだょ。 2008.09.25 Thursday
HDR-HC1
ヤフー競売でHDVカメラを落札した。
HDV規格の家庭用ハンディカメラはソニーとキャノンしか出していない。 フルハイビジョンではないが、従来のDVの4倍の情報量で一応ハイビジョンの位置づけである。 購入したのはソニーのHDR-HC1という機種。色はブラック。 ズームリングによるマニュアルズーム/フォーカスを備えていて、DVテープという二つの条件を備える安価な機種は意外に少ない。ちなみに業務用カメラでは基本である。 中古実売価格(生産完了している)は8万円程度だが、落札価格はヤフーへの利用料と送料込みで6万円。 安いのか、高いのか疑問だがとにかく、以前使っていたカメラよりはずっと高いパフォーマンスを見せてくれるに違いない。ムフ 2008.09.23 Tuesday
今週末の映画
今週末は黒沢清の『トウキョウソナタ』が恵比寿と銀座で公開なので、銀座を中心に集めてみた。『トウキョウソナタ』と『イントゥザワイルド』は恵比寿でもやってるので恵比寿で二本観て新宿に足を運んでもいい。
さそうあきら原作の『コドモのコドモ』は観たい。 新宿 新宿武蔵野館 9月27日〜 コドモのコドモ 2008.09.27(土)〜 10:45/13:20/15:55/18:30〜20:40(終) 銀座・有楽町・日比谷 シネカノン有楽町1丁目 9月27日〜 トウキョウソナタ 2008.09.27(土)〜 20:55〜23:00(終) 銀座・有楽町・日比谷 シャンテ シネ 上映中 イントゥ・ザ・ワイルド 2008.09.19(金)〜 9:45/12:50/15:55/19:00〜21:45(終) 丸の内TOEI2 9月20日〜 おろち 2008.09.20(土) 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい 2008.09.21(日)〜 11:50/14:05/16:20/18:35〜20:35(終) シネスイッチ銀座 白い馬/赤い風船(二本立て) 電話 03-3561-0707 住所 〒104-0061 東京都中央区銀座4-4-5 旗ビル 2008.09.23 Tuesday
アキレスと亀
脚本・編集・監督:北野武
出演:北野武、樋口可南子、柳優怜、麻生久美子 かつて黒沢清が北野武の映画について、暴力シーンがすごいのじゃなくて、暴力シーン以外が素晴らしいのだといって、私のキタノ映画に対する誤解というか偏見が払拭されたことがある。 北野武は映画的な発想が非凡なのだと思う。つまり、アイデアとそれを映像でどう見せるかという点で発想が豊かなのだと思う。 柳優怜が演じる美術学生時代のアクションペインティングは単純に観て楽しい。 2008.09.20 Saturday
グーグーだって猫である
脚本・監督:犬堂一心
音楽:細野晴臣 原作:大島弓子 出演:小泉今日子、上野樹里、加瀬亮 犬堂一心の『メゾンドヒミコ』は面白かったし、音楽が細野晴臣なのでこれは大いにありだなと。結局プランBで四本観た。 ちなみに私は大島弓子のマンガは読んだことがないし、これからも読むことはないかもしれないけど、この映画はすごく良かった。 小泉今日子は演技がいいね。独り言というか、猫に話しかけるつぶやきなんかすごく自然でうまいと思う。 わかりやすい吉祥寺の風景満載なのが笑えるし、小林亜星のリアクションなど実際声出して笑った場面もいくつかあった。 素晴らしいシーンもあった。井の頭公園で上野樹里が女子高生に怒鳴りつけるシーンである。猫祭りな映画かとある意味期待したが、いい意味で期待を裏切られた。 『おろち』を観た後にこの映画で梅図かずおの芝居が観れたのも今日の収穫だった。 |