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最近の昨日今日のことは明日書くとして
2008.11.18 Tuesday
推敲の日々
最近は、シナリオを直しては映画を観て、煙草吸って音楽を聴いて早めに寝る毎日。
週末にDVDで四本観て、新宿紀伊国屋で本を買う。 『弓』 製作年:2005年 製作国:韓国 配給:ハピネット・ピクチャーズ、東京テアトル 上映時間:90分 監督:キム・ギドク 出演:チョン・ソンファン、ハン・ヨルム、ソ・ジソク、チョン・グクァン 六歳の少女を拾った老人が船の上で少女を育てる。十七歳の誕生日に結婚するために。 可もなく不可もなく。 『絶対の愛』 製作年:2006年 製作国:韓国=日本 配給:ハピネット 上映時間:98分 監督・製作・脚本:キム・ギドク 出演:ソン・ヒョナ、ハ・ジョンウ、パク・チヨン、キム・ソンミン 彼女が彼氏に嫉妬して整形する。整形後の顔が時折松島奈々子にそっくりな表情をするんだけど、やっぱり松島奈々子には及ばない。ラストの着地点は、あぁこういうふうに書いてしまいがちだなという反面教師になった。特にオチのある本ではね。 2008.11.13 Thursday
辛塩
昨日は焼き鮭に味噌汁。納豆、シソ昆布。塩鮭は辛塩派です。ご飯が進む。八百円くらい。先に映画観て、脚本を改稿。そして寝る。
春夏秋冬そして春 製作年:2003年 製作国:韓国 配給:エスピーオー 監督:キム・ギドク 脚本:金基徳キム・ギドク 撮影:ペク・ドンヒョン 編集:キム・ギドク 出演:オ・ヨンス、キム・ジョンホ、ソ・ジェギョン、キム・ヨンミン、キム・ギドク これはいまいちだった。二時間枠のテレビドラマのような作品に感じた。冬のシーンにキムギドク本人が出演しています。 ロケーションは素晴らしい。しかし、キムギドクの感性がうまく溶け合っていない感じ。床に般若心経を彫るアイデアも切れがない気がする。 しかし、この後に『サマリア』を撮っているのだから、この監督はほんとに良く分らない。 2008.11.12 Wednesday
一日一箱
晩飯は前日の残り物で、煮豚と味噌汁。二日で八百円の食費。
煙草の数は、どんどん増えてきて、一日に一箱は吸うようになった。 先週書いた脚本を改稿して、映画を観て早めに寝る。 『悪い男』 原題 : Bad Guy 製作年 : 2001年 製作国 : 韓国 配給 : エスピーオー 監督:金基徳 キム・ギドク 脚本:金基徳 キム・ギドク 撮影:ファン・チョリョン 美術:キム・ソンジュ 編集:ハム・ソンウォン 出演:チョ・ジェヒョン、ソ・ウォン 後半、迷走してます。観てるうちに主人公のチョ・ジェヒョンが長淵剛に見えてきて、ドラマ「とんぼ」みたいなシーンもあったり、何度も死の淵から這い上がってくる。 特典に監督キムギドクのプロフィールやインタビュー映像がついていた。 面白い経歴の持ち主で、工場勤めからフランスに多分絵を学ぶために留学して映画に転身。 つんくとか、ホリエモンと同じ臭いがするというか、あまりかっこよくないほうのアウトローテイストで、映画の勉強もしなければ、映画自体もそんなに見ていないと言う。 どこまでが本とか分らないけど、どこまでもほんとそうな人柄が出ているインタビューであった。 2008.11.12 Wednesday
ナイフ投げの話
ある村にナイフ投げの名人がいました。
村のはずれの小さな家に一人で住んでいたのです。 ナイフ投げの食事はとても質素なものでした。 興行のあった日に大きなパンの塊を買っては、毎日少しずつナイフで切って食べていました。 パンをきるとき、床にはパンくずが落ちました。 よく切れるナイフでしたが、それでも芥子粒のようなパンくずが散らばっていました。 ナイフ投げはナイフの扱いしか知らなかったので、部屋の中で鳥を飼うことにしました。 鳥はパンくずをきれいに食べました。 その代わり、時折部屋の中に鳥の糞を落としました。 ナイフ投げは、鳥が糞を落とすたび、ナイフで刺して鳥を食べてしまいました。 ある日、一羽のカナリヤがナイフ投げの小屋に現れました。 虫の知らせでも聞いたのか、パンくずを食べにやってきたのです。 カナリヤはパンくずを食べると、自分から鳥かごの中に入りました。 ナイフ投げは不思議に思いましたが、そのままカナリヤを飼うことにしました。 カナリヤは頭が良かったので、パンくずを食べても小屋の中では決して糞をしませんでした。 ナイフ投げもカナリヤのことがすっかり気に入るようになりました。 その年、村には穀物の収穫が少ししかありませんでした。 パンの値段が上がり、ナイフ投げの食べるパンは日に日に小さくなっていきました。 それでも、ナイフ投げはいつもと同じだけパンくずを落としてあげました。 けれども次の年、とうとう村に飢饉が襲いました。 ナイフ投げにはカナリヤの他に食べるものがなくなってしまいました。 ナイフ投げは決心してかごの中のカナリヤを捕まえました。 ナイフ投げが首をひねろうとしたとき、カナリヤは人間の言葉でこう言いました。 私はいつもあなたの小屋を綺麗にしてきました。 だからあなたは蚤や穢れや悪い病気に悩まされずに、今日まで過ごして来れたではありませんか。 私を食べたところで、あと何日生きながらえるというのでしょう。 それでも私を食べるというのであれば、どうか最後に別れの歌を鳴かせてください。 ナイフ投げはたいそう不憫に思い、カナリヤを籠に戻してやりました。 カナリヤは涙を流しながら美しい詩を歌いました。 カナリヤの歌が終わらないうちに、ドアを叩く音がしました。 ナイフ投げがドアを開けると、王宮に使える従者が立っていたのです。 従者は美しい歌声の主を見せるようナイフ投げに命じました。 ナイフ投げが従者にカナリヤを見せると、従者は喜んで言いました。 これこそ、私が探していたカナリヤです。 お城から迷い出て、よもや生きてはいまいとあきらめていましたが、探しあてることが出来たのは神の導きに違いない。 こうして、ナイフ投げとカナリヤは王宮に召されることになりました。 カナリヤが言葉を話すはずはないとお思いになるかもしれません。 もしカナリヤが言葉を話さなければ、あなたの食べ残したそのパンは、いったい誰が切り分けたものだというのでしょう。 そう諭された幼い王子様は、自分の取ったパンを残さず綺麗に食べました。 王子様が落としたパンくずは、今もカナリヤがついばんでいるという事です。 2008.11.11 Tuesday
太陽がいっぱい
フランス/イタリア(1960)
監督:ルネ・クレマン 製作:ロベール・アキム 原作:パトリシア・ハイスミス 脚本:ポール・ジェゴフ、ルネ・クレマン 撮影:アンリ・ドカエ 音楽:ニーノ・ロータ 出演:アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ マットデイモン主演でリメイクされた『リプリー』(1999)も佳作と呼べるほど完成度の高い作品だったけど、アランドロンの演じるリプリーには遠く及ばないと思う。 俳優の放つ輝きによって、作品のトーンが変わってしまっているのだと思う。 マットデイモンのそれは、可愛そうな男のサスペンス劇であるのに対して、アランドロンではギリシャ悲劇のような格調がある。 リメイクの方はその事に自覚的だったのだと思う。主人公のリプリーを薄気味の悪い男に変えているし、結末も書き換えている。 それにしても邦題がまた素晴らしいじゃないですか。 2008.11.11 Tuesday
悪い女
韓国(1998)
監督:キム・ギドク 脚本:キム・ギドク 撮影:ソ・ジョンミン 音楽:イ・ムヌィ 出演:イ・ジウン、イ・ヘウン キム・ギドクも全て観なければいけない。 映像のもつ効用を熟知しているとしか言いようのないシーン造形のうまさは、おそらく世界でも比類がないんじゃないだろうか。彼が優れた脚本家でもあることを証明していると思う。 日本で近い作家は北野武だろうか。映像のもつ詩情、行間に表される意味は明確だけど斬新である。 主人公の女二人が相手を尾行するシーケンスは、映像特許とも言える発明だと思う。 『鰐』 韓国(1996) 監督:キム・ギドク 脚本:キム・ギドク 撮影:イ・ドンサム 出演:チョ・ジェヒョン、ウ・ユンギョン、チョン・ムソン、アン・ジェホン これもまた忘れがたい名作だ。鰐とあだ名される主人公は、漢江に架かる橋の下に住む浮浪者の一人で、橋で身投げした人から生活の糧を得る。 ある日、美しい女が身を投げる。そこから、老人と女、子供との奇妙な共生が始まる。 血のつながらない人間同士の間に家族が誕生する瞬間が観られる。 『サマリア』 韓国(2004) 監督:キム・ギドク 脚本:キム・ギドク 撮影:ソン・サンジェ 編集:キム・ギドク 音楽:パク・ジウン 照明:イ・ソンファン 出演:クァク・チミン、ソ・ミンジョン、イ・オル シーンは常に前のシーンを裏切り続ける。脚本の魔術と即興的な演出が要所要所に顔を出すが、ここでも詩的な映像表現が随所に光る。 物語が進むにつれ、主人公の女がどんどん綺麗になっていく。 2008.11.07 Friday
とりあえず
先週末に高等科のコラボレーションに提出するシナリオ課題を書き上げ、やや燃え尽き状態でしたよ。ええ。
30分のシナリオで全40シーンほどなんですけどね。長編はまだまだかけそうにない。 燃え尽きたところでなんですが、昨日はミロス・フォアマン。 『火事だよ!かわい子ちゃん』 チェコスロヴァキア/イタリア(1967) 監督:ミロス・フォアマン 面白かった。消防隊員で定年退職した元上司のために退職祝いのパーティーを元部下達が開催する。同じパーティーでミスコンを開いて、退職祝いのプレゼントはコンテストの優勝者に渡してもらおうという粋な計らいなのだが、物事は計画通りに運ばないのが世の常である。次から次に予期しない出来事が起こって、あっという間に幕となる。 |