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見えざるものと聞こえざるもの

 カニチャーハン、150円位。

 見える化する、という言葉を職場でよく目にする。たとえば、蓄積されたデータは集計の仕方で、いろいろな意味が浮かび上がってくる。それらを表や図形やグラフなどに変換することで視覚的に認識しやすくするなど。

 しかし、重要なのは視覚的なインターフェースを用意することではなくて、データを読みやすいように集計し、配列することであるのは言うまでもないことで、見えるということは本当は読めるということなんだと思う。

 視覚化したところで、読めなければ意味がないのだ。

 もちろん、意味を読む上で視覚が有効な媒介となることには違いないんだろうけど、ほんとに見たいものは見えない。読みたい意味は見えないといった方が正確か。

 何が言いたいかというと、意味を読む、何かがわかるという精神の働きは、形を超えたものであって、見えざるものであるということ。

 ちなみに私の場合は、見える化よりも、聞こえる化された方が、ずっと意味を読みやすい気がする。聞こえる化するというのは、つまり音声化するということで、音声化するということは、つまり言語化するということだと思う。

 ところで、映画はというと、見える化もするし、聞こえる化もする。もちろん、それで表現されているもの、表現されるべきものは、見えないし、聞こえない。

 もとい、見えないもの、聞こえないものを感じるとき、フィクションが立ち上がるということなのだと思う。

| 昨日の日記 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
鑑賞モード

 カレーマルシェ、200円位。

 のんびり過ごしている。次の週末は久しぶりに映画館をはしごでもしようかなと考えていて、見たい映画はOPV、ザ・バンク、グラン・トリノ、スラムドック、ウォッチメン、チェンジリングあたりか。洋画が多いな。

 いやいや、しかし、家でDVDを丸一日見るのも効率が良い。この間、シャブロルの『不貞の女』を買ったとこだった。そうだな、映画観ながら考えよう。

| 昨日の日記 | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
セルフ編集担当

 夕飯食える状態じゃなかった。0円。

 昨日は一日部屋にこもってプロットの作成。30分の短編でシナリオにして10ページ程度なのは、以前のと変わらない。

 予定通りプロットは仕上がった。A4に改行を入れずに8枚くらいの分量。ほぼシナリオのようなものだけど、シナリオの体裁に直して十一、二枚だと思う。

 今回、書き上げた後、しばらくは文章を読むのも書くのも億劫だった。疲れもあるんだろうけど、まだ頭の中で自分の書いたものを反芻しているのかもしれない。まだ推敲の余地が残されてるはずなんだよな。

 ただ、書き終えた気分はいいもんで、充実感とか幸福感とはどこか違う感じがある。解放感と言ってしまえばそれまでなんだけど、何かしら罪悪感みたいなものが消えるのな。ゴロンっと横になっても、同じ映画を何べん観ても、とがめる自分がいねえぞと。まるで自分の中に編集担当者の自分がいるみたいだな。原稿もってそそくさと立ち去ってったみたい。

 まあでもね、あんたのおかげで、締め切りまでに書き上げられましたよ。あっしはしばらく映画でも観て過ごします。あっしにまだ見込みがあるようでしたら、また戻ってきてください。いなきゃいないでものさびしい気もしますから。

| 昨日の日記 | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ソクラテス的に

 レトルトカレー、150円位。

 じゃあ、質問。正義とは何か?

 ソクラテスは考えた。考えた。そして考えた。
 「ううむ、ちょっとわからないので誰かヒントをくれませんか。」
 するとポレマルコスが話し出した。
 「正義とは借りた物を返すことだ。」
 それを聞いてソクラテスの目が輝いた。
 「と、詩人のシモニデスが言ってました。」
 ポレマルコスはあわてて付け加えた。
 「ありがとう、ポレマルコス。いかにも詩人の言葉らしく、簡潔で力強い答えだ。ところでポレマルコス。僕にはどうもわからないんだけど、たとえば君が戦に出るために或る人に武器を借りたとしよう。さて、戦が済んでいよいよ返す段になると、相手の気がふれていて正気でなかったとする。その場合でも、借りた物を返すことは正義に適うことだろうか。」
 「いいえ、ソクラテス。正気でない人に武器を渡すのは危険です。ですから、シモニデスの言葉は文字通り貸し借りの行為のことを言っているのではないような気がします。」
 「というと?」
 「相手にふさわしいものを返すということだと思います。たとえば、良いものを借りた相手には益することを返し、悪いものを借りた相手には害することを返すということです。」
 「なるほど、つまりさっきの言葉は詩人一流の謎めいた表現というわけだ。ところでポレマルコス、良いものの反対が悪いものだね。」
 「そのとおりです。」
 「益することの反対が害することだね。」
 「それも、そのとおりです。」
 「良いことをしてくれた人に益することを返す場合、それはその人を良くするべきだろうか。それとも悪くするべきだろうか。」
 「もちろん、良くするべきです。」とポレマルコス。
 「その反対も同じことがいえるかい。」
 「その反対も同じことがいえます。」
 「ところで、ポレマルコス。正義は人の良い面に属すだろうか。それとも悪い面に属すだろうか。」
 「ゼウスにかけて、良い面に属します。ソクラテス。」
 「だとすれば、ポレマルコス。良い人は、その良い本性を発揮して他の人を悪くすることもあるというのだね。」
 「とんでもない!ソクラテス。良い人は、他の人を良くする点で良い人であるべきです。」
 「実は僕もそう思ってるんだ。ポレマルコス。だからシモニデスの言葉は、正義について正しく述べていないか、さもなくば、別の真意を読み取らなければならなくなる。だって正義の人は、悪いものを借りた相手に別のものを返したわけだからね。」
 「どうやらそういうことになるようです。」
 「さて、これでまた正義とは何かがわからなくなってしまった。」
 ソクラテスとポレマルコス、そしてその場に居て話に耳を傾けていた人達全員が、腕を組んだりうんうん唸ってみたり、あごのひげを抜いたりしながら黙り込んでしまった。
 ソクラテスがふと眼をやると、その中にひとり、しかめっ面で腕を組みながら小さく貧乏ゆすりをしている男に気がついた。男はソクラテスと眼が合うが早いか、飛び上がるように立って叫んだ。
 「ソクラテス。あんたはとんだペテン師だ!」
 男の名前はトラシュマコス。ソクラテスは気がついていた。さっきまでポレマルコスと話をしている間、このトラシュマコスという男が、いらいらした様子で何度も席を立とうとしては、そばに座っている者達に制せられていた様子を。

 つづく。かどうかはわからない。

| 昨日の日記 | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
江戸ハーレム

 カレーうどん420円。

 時の川を渡る船にオールはない流されてく〜

 というのは『Wの悲劇』の主題歌のさびで、薬師丸ひろ子が歌っていた。

 「顔ぶたないで。あたし女優なんだから」

 という科白もそういえば、昔よく耳にしたなあ。流行語にでもなったんじゃなかろうか。

 ここ数日、定時で家に帰って本読んで映画観て寝るという楽しいような修行のような充実してるような停滞してるような生活が続いて独りで充足している。してしまっている。まずいんじゃないのこれ。

 会社勤めのニートなんじゃないの。ゆとりなんじゃないの。いつかあらゆる問題を一気に解決する答えが見つかるとか思ってんじゃないの。

 それはさておき、大塩平八郎は熱い。13歳で与力見習となり24年間こつこつ働き続け、洗心洞という私塾を開き、天保の飢饉のときには、蔵書を全部売り払って手に入れたお金を一軒一軒配って回った。一戸あたり金二朱という額で米が二升ほど買えたという。

 その翌日には豪商の家に大砲をぶっ放す。大塩平八郎の乱である。乱れ過ぎである。一方、江戸では大御所の徳川家斉が側室を四十人近く抱えていて、五十人以上の子女をもうけたそうだ。これも乱れ過ぎ。江戸も末期の1830年ごろの話である。

| 昨日の日記 | 19:50 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
やや降り

 たぬきそば、200円くらい。

 パソコンの前で小一時間、次のシナリオのネタを考えてたんですが、いまね、ちょっと使えそうなネタが思い浮かんだ。

 というより、去年考えてたネタなんだけどふと思い出したので、とりあえず手習いとしてそれで書いてみるかと。ちなみにラブコメディ。よし、今週末は何か書けそうだ。

 ということで、今日は『Wの悲劇』を観て寝る。

| 昨日の日記 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
無自覚な感性

 バーミヤンでチャーハン、酢豚、麻婆豆腐など、1300円くらい。

 昨日は久しぶりに朝から晩まで一日中映画を観ていたせいか、頭痛がひどい。目の疲れから来てるのかもしれない。こうして書いてるのもなるべく画面の文字を見ないようにしている。

 音と映像が合わさると、いい加減なプロットでももっともらしい物語として機能する。そして人によっては感動的なシーンということになったりする。

 でも、もうそのくらいではだまされないようになっていて、本当に感動しているのか、過去に感動した経験や体験の想起として感性が刺激されているだけなのか、ある程度区別もつくようになった。しかし、多くの人にとってこの区別は存在しないか、さほど重要でないのだ。

 たとえば見せ場とかクライマックスの演出で心情的には盛り上がっていながら、こういう手法ってほんと駄目だなと、分裂した状態になることがよくあって、そういう映画は私の中ではだめな映画の部類なんだな。どの映画とは言いませんけど。

 それでも、昨日見た中では、本当に感動した映画が二本あった。用意されていたような感動ではなくて、不意に襲われるような種類のもので、人は何に感動するのかは依然として謎なのだ。

 少なくとも言えそうなことは、映画の良さは物語だけには還元されない。それは画面の美しさだけに、あるいは役者の魅力だけに還元されないのと同じだということ。そして、ゲシュタルト心理学でいうところの図の部分だけでなく、地の部分に深い感動の秘密が隠れているのだろうということ。

 言葉による解釈で映画の良さは語られがちだけど、言葉による解釈、つまり自覚的な解釈では身体的で持続的な時間として経験したことは見逃されがちなのである。フロイトなら無意識、サルトルなら忘却された意識とでもいうのだろうか、たとえばカットの持続や構図、色彩、アニメなら細部や背景の書き込み、そういった意識に上りにくい要素が、映画の良さを下支えしているということに今更ながら実感した。

 なんでも続けてみるものだなと。ちょっと前向きに。

| 昨日の日記 | 00:23 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
ジェネレイションハンデ

 ビーフシチュー三日目、0円。

 かっぱえびせんの紀州の梅がおいしい。子供のころはカールとベビースターラーメンが好きで、かっぱえびせんなんて、やめられないとまらないなんてふれこみだが、実際まわりもつられてそんなふれこみに刷り込まれてたりしていたが、俺はいつでもやめられたし、むしろそこにある時にしか積極的に食べたりしなかったのだが、この紀州の梅はマジでおいしい。

 やめられないし、とまらない。二袋あったら、コンディション次第では二袋目に突入する。実際は、理性で抑制すると思うのだけど、コンディションによっては理性的な判断なんてへいちゃらで突き破ってしまう日もあるわけで、オナニーに例えると、止めておこう。

 お菓子も日々進化してるんだと思う。ハッピーターンやルマンドは相変わらずおいしいけど、俺が子供の頃のおいしいより、今の子供のおいしいの方が、ひょっとしたらおいしいレベルがいくらか高くなっていてもおかしくない。

 あの頃より、さらに進化したものが今の子供のデフォルトになっていると思うと、歳をとるというのはフィジカルな面での衰えに加えて、満足する水準に関しても、ぼーっとしてると下がっていきかねないのかもしれないと、かっぱえびせんを食べながら考える俺はあほですか。

 明日は家にこもろうと思います。紀州の梅とあたりめと煙草のストックは買ってある。そろそろ創作モードにはいらんと。

| 昨日の日記 | 00:06 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
哲学者と貴婦人

 ビーフシチューの残り。0円。

 公共性の哲学だか、哲学の公共性だか知らないけどさ、文章が難しすぎなんだよっ!いや、わかるよ、ハーバーマスとかアーレントとかローティとかロールズとか読んだことないですけど、難しそうな匂いが立ち込めてますからね。そういうのばかり読んでたら、自然と難しい物言いになってしまいますよ。おれなんか廣松渉読んでた頃なんかは、忸怩たる思いだの、いわんやだの、畢竟だの、諒恕だの使ってましたよ。うつるんだよね、そういうエッジのきいた風な物言いがさ。

 だけどさ、これは俺の個人的な見解だけどさ、哲学者が難しいことを言うのはありなのね。でも、つられて難しく言うのはなしなの。微妙だけどそうなの。

 だから、俺も哲学好きだけど、あんまり哲学の話題立てないっしょ。それは難しく言わないようにするには、その哲学者がたどった思考の流れに追従するくらいまで考え込まないとさ、どうしてそんな難しい言い回しするのかがわからないじゃない。でも、そんなことやってたら夜が明けるじゃない。そしたらシナリオなんて書いてるひまなくなるじゃない。いやそのまえにここにこうして書く時間がいちばん削られそうじゃない。

 だからね、どうしても難しい言葉が使いたくなったら俺はまず詩にするね。そしたら、読んでくれる人も難しいこと書きやがってなんて言いいながら眉間にしわ寄せたりしないでさ、下手くそな詩だなくらいで通り過ぎて行ってくれるわけですよ。

 だからね、昔から哲学者にふさわしい話相手は、子供か貴婦人ってことになってるのね。

 難解な言葉の無力さを最も痛感する相手なわけですから。

| 昨日の日記 | 21:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スランプロック

 ビーフシチュー2日分1100円くらい。

 おらだめだ。なんかダウナーだわ。ギミ若い感性だわ。

 ええ、若い頃は世間からありがたられているようなあらゆるものにくだを巻いていましたよ。そんなの大したことないぜと、俺ならもっとやれるとね。

 いい年になった今の俺はどうだい。今まで見たり聞いたりして来たものを後生大事に持っていて、あわよくばその再現でもできれば上出来だなんて思ってますよ。いけませんか。

 ミメーシスっていうんですか?模倣ですか?DVDはレンタルや映画館で観ておもしろかったのを買ってますよ。図書館で読んで、これは買いだと思ったものを買ってますよ。凡庸ですね。いけませんか。

 おれにもわかんないのよ。そうやって好きなもの集めてコツコツ積み上げてけば、いつかは前人未到の境地に至るのか。そんなもん全部ぶち壊して、道なき道を進むべきなのか。

 で結局前者を選ぶのな。だっておらそんなに若くないもん。結局それなのか。できないからの積み重ねが今の俺?

 やってみないと分からないですか?それとも若さゆえの特権?そうでもない?30過ぎてやってる奴がいる?他人は気にすんな?隣の芝はよく柿食う客だ?

 わからん。女が着てる服の値段くらいわからん。

| 昨日の日記 | 00:27 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |